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EPOの歴史をまとめてみました。
管理人の思い入れや、多少の間違いはあるかもしれませんが、なにとぞご容赦を。
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フィンランドのEPO |
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意外なことに、エポはフィンランドで販売されていた。
モンキーは日本だけでなく、海外でも好評価を得ていた。 そして、モンキーの対抗馬として、フィンランドのsoliferが白羽の矢を立てたのがエポだった。 solifer自体フィンランドでは、モペッドメーカー(ただし、1部門として)としての歴史があり、 知名度は高い。 そのsoliferからsolifer−suzukiPV50として発売された。 ただし、フィンランド独自の免許区分により、出力は1.5PSに抑えられ、 4速・混合仕様と大幅にデチューンされている(キャブレターはVM12) リアキャリア、ウインカーも省略されている。 出力だけでなく、重量にも規制があった為、このような仕様になっている。 角型ライト、カラーチェンジ等の小変更を受けつつも、この仕様は90年代前半まで続き、 後に免許制度の改正により日本のエポと同仕様となる。
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solifer−suzuki 1981 最大出力:1.5PS/6,000rpm 最大トルク:0.28kg−m/3,500rpm 全長:1,415mm 全幅:685mm 全高:915mm 重量:60kg 点火方式:マグネット |
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90年代からのsolifer−PV50。EC加盟で免許制度の改正があり、50ccクラスの出力規制等が、 緩和され、日本仕様とほぼ同等になる。 キャブレターはVM14となり、分離給油、CDI点火となる。
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solifer−suzuki 最大出力:3.8PS/6,000rpm 最大トルク:0.45kg−m/5,500rpm 全長:1,415mm 全幅:690mm 全高:915mm 重量:64kg 点火方式:CDI |
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ここからは、あくまでも推論になるが、 スズキ創立70周年として、GSX1100刀が販売されている(後に正式に国内仕様として販売) これは、再生産とされているが、実は海外向けに細々とラインが残っていた事もあり可能であった。 75周年としてエポが再販されたのは、soliferPV50のライン・パーツがあったからではないだろうか。 過去のバイクを再生産するのは容易ではないが、パーツと生産ラインがあれば別である。 したがって、新エポは再生産されたものではなく、soliferPV50を日本向けに発売したものであろう。 日本で販売されていなかっただけと考えれば、soliferPV50が日本仕様と同等になった時点で、 それを国内で販売すれば容易に過去のバイクが再販できたはずである。 いずれにせよ70年代後半に発売されたバイクが、90年代まで生き残って生産されていた事は、 事実である。 この事により、今(2009年現在)でも主要なパーツが入手できるのは、我々オーナーとしては非常にありがたい。
資料の閲覧にはAdobe Flash Player が必要です。 パーツリストは海外(solifersuzuki)のものです。国内では品番等適合しません。 あくまでも、参考資料として閲覧してください。 尚、質問にはお答えできません(しません!)ので、ご理解をお願いします。
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